ことはさん 取引先の外国人に、広告のデザインについて「私のイメージでは、もっと明るい感じなんです」って伝えたくて、”In my image, it’s brighter.” って言ったの。そうしたら、「どの画像(image)の話?」って混乱しちゃって……。なんでなの?
実は、その原因は英単語の image が持つ「物理的な性質」にあります。
- 日本語の「イメージする」を自然な英語で言いたい
- 「イメチェン」「イメージ通り」などの正しい表現を知りたい
英語の image は「画像・映像」といった実体を指すため、日本語の「雰囲気・印象」とは使い方が異なります。まずは、伝えたい内容に応じた「正しい英語」の早見表をチェックしましょう。
| 伝えたいこと | 正しい英語 |
|---|---|
| 雰囲気・空気感 | vibe / look / tone |
| 第一印象・世評 | impression / reputation |
| 頭で想像する | imagine / visualize |
えいとり 私は現在、外資系企業の現場で日本人と外国人の間に立って仕事をしていますが、この「イメージ」という言葉の誤解で何度もトラブルを見てきました。
この記事では、現場で本当に通じる「正しい使い分け」を徹底解説します。
この記事では、辞書的な意味だけでは分からない「ネイティブの感覚」と、現場のリアルな体験談に基づいた使い分けを徹底解説します。これを知れば、もう「イメージ」の使い方で誤解を招くことはなくなります。
※「単語は知っているのに会話がスムーズに進まない」原因は、日本語をそのまま英語に当てはめる「直訳グセ」かもしれません。自然な英語を話したい方は、こちらもチェックしてみてください。
👉 英語フレーズを覚えても「自然」にならない理由|正しいのに不自然なのはなぜ?
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英語の image はどんな意味?

英語の image は、主に名詞として使われ、一般的には 画像、写真、彫像、鏡に映った姿 などを指します。日本語の「想像する」という動詞や、「雰囲気」という抽象的なニュアンスとは大きく異なります。
例えば、頭の中に浮かんだ特定の「像」を指す場合には image が使われることもあります。
(どんなイメージが思い浮かんだ?)
しかし、日本語の「イメージ」に含まれる「印象」「雰囲気」「想像」といったニュアンスを伝えたい場合、ネイティブは image 以外の単語(impression, vibe, picture など)を使い分けるのが普通です。
「イメージする(動詞)」は英語で何て言う?

「心に思い浮かべる」という動作を伝えたいときは、動詞の picture や imagine を使うのが正解です。この2つには「想像の質」の違いがあります。
1. picture(視覚的に思い浮かべる、目に浮かぶ)
まるで写真や映像を見ているかのように鮮明なイメージが浮かんでいるときに使います。「〜な様子がはっきりわかる」という強い確信を伴うニュアンスです。
- I picture images in my head.
(頭の中で絵を描いて想像する) - I can’t picture that.
(それは映像として想像できない = ありえない) - She pictured herself as a mother.
(彼女は自分が母親になった姿を具体的に思い描いた)
2. imagine(抽象的に想像する、空想する)
思考や概念を伴う「もし〜だったら」という抽象的な想像に使います。仮定の話や「とても想像もつかない」という否定形(can’t imagine)でよく使われます。
- I can’t imagine how tough it was for her.
(彼女がどれほど辛かったか、想像もつかない) - I can’t imagine what’s gonna happen.
(将来何が起こるか分からない)
【実録】仕事の現場で起きた image の致命的な誤解
私が外資系のメディア広告の現場で実際に起きた、日本人クライアントと外国人制作チームのミスコミュニケーションを紹介します。これこそが image という単語の恐ろしさです。
【ケース:デザイン修正の指示】
日本人クライアントが、制作されたバナー広告を見てこう言いました。
「今回のデザイン、もっと高級感のあるイメージで(high-end image)修正をお願いします」
すると、外国人チームはひどく困惑し、こう聞き返しました。
“Which image are you talking about? The logo? The background photo?”
(どの『画像(image)』のことですか?ロゴ?それとも背景の写真のこと?)
クライアントが言いたかったのは「全体の雰囲気(vibe / look and feel)」でしたが、プロのクリエイターにとって image とは、「JPGやPNGなどの具体的な画像ファイル」を指します。
結局、制作チームは「背景の画像素材そのものを差し替えろ」という意味だと誤解し、プロジェクトに数日間のタイムロスが発生してしまいました。
このように、特にクリエイティブやビジネスの現場では、image という言葉を使うと「具体的な特定の素材」を指していると誤解され、指示が全く通らなくなるリスクがあるのです。
【用途別】日常・仕事で使える「イメージ」の英語表現16選

日本語でよく使われる「イメージ」の種類を9つに分け、ネイティブに正確に伝えるための16個の英語表現をまとめました。
1. 良いイメージ・悪いイメージ:good / bad impression
「第一印象」など、人や物事の印象に使います。「イメージがいい人」を image で表すのはNGです。
💡例文:“The new logo gives a very good impression to our clients.”
(新しいロゴはクライアントにとても良い印象を与えます。)
2. イメージが思い浮かんだ:come up with a good idea
新しいアイデアが浮かんだときはこれを使います。
💡例文:“I just came up with a great idea for the next project!”
(次のプロジェクトの良いアイデア(イメージ)が浮かびました!)
3. イメージが湧かない:can’t picture / can’t imagine
「彼が社長になるイメージが湧かない」など、頭の中で視覚化できないときに使います。
💡例文:“I can’t picture myself living in the countryside.”
(自分が田舎で暮らしているイメージが湧きません。)
4. 雰囲気としてのイメージ:vibe / look and feel
空気感には vibe が最適。デザイン現場では look and feel もよく使われます。
💡例文:“This cafe has a really chill vibe, don’t you think?”
(このカフェ、すごく落ち着いたイメージだと思わない?)
💡例文:“We need to update the look and feel of our website to attract a younger audience.”
(ウェブサイトの全体的なデザインや雰囲気を刷新する必要があります。)
5. イメージアップ・イメージダウン:improve / damage one’s image
和製英語なので up/down は厳禁。信頼を損なうなら hurt や damage を使います。
💡例文:“The scandal significantly damaged(/hurt) the company’s image.”
(その不祥事は会社のイメージを著しく損ないました。)
💡例文:“He’s trying to improve his image by being more active on social media.”
(彼はSNSでの活動を増やすことで、自分のイメージアップを図ろうとしています。)
6. イメージチェンジ(イメチェン):makeover / new look
「イメチェンした?」と聞くならこの表現です。
💡例文:“I’m thinking about getting a major makeover this spring.”
(この春、思い切ってイメチェンしようと思ってるんだ。)
💡例文:“I like your new look! That hairstyle really suits you.”
(そのイメチェン(新しいスタイル)、すごくいいね!その髪型、本当によく似合ってるよ。)
7. 私のイメージでは〜:In my mind / The way I see it
主観を伝える際に使います。My image is… と言うと誤解を招くので注意しましょう。
💡例文:“In my mind, this product should be simpler to use.”
(私のイメージでは、この製品はもっと使いやすくあるべきです。)
💡例文:“The way I see it, he is the most qualified person for this position.”
(私のイメージ(見解)では、彼がこの役職に最も適任な人物です。)
8. 相手の持つイメージを尋ねる:What’s your view on…? / How do you see…?
相手の「見解」や「展望」を尋ねるときに使います。
💡例文:“What’s your view on our new marketing strategy?”
(新しいマーケティング戦略に対して、どんなイメージを持ってますか?)
💡例文:“How do you see the future of this industry over the next five years?”
(今後5年間の業界の将来をどのようなイメージで捉えていますか?)
9. イメージと違う:different from what I expected / imagined
「想像や期待と違う」という意味で最も通じる表現です。
💡例文:“The actual product was quite different from what I expected.”
(実際の製品は、私の期待していたイメージとはかなり違いました。)
まとめ
日本語で一言で表現できる「イメージ」。一方で、英語にはシチュエーションによって使う表現も使い方も違います。基本的には「イメージ = imageではない」と認識し、状況に合わせて言葉を適切に使い分けることが、プロフェッショナルな英語への第一歩です。
えいとり もし、英語フレーズを暗記してるのに、「とっさに言葉が出てこない…」、「自然に会話できない」とお悩みであれば、その原因と解決方法もこちらの記事にまとめています。ぜひ読んでみてね。






