マナブくん 日本語で「楽しもう」って言う感覚で、英語で Let’s enjoy って言ったらアメリカ人の知人が微妙な顔してたの。これって変な英語表現なの?
実は、最もよく使われる英語の「楽しもう」の表現は、「Let’s have fun」なんです。
えいとり もし、Let’s enjoy とだけ言ったなら、それは不完全で不自然な英語なの。
- 「Let’s enjoy」は英語ネイティブが使うのか知りたい
- 「楽しもう」の英語表現や適切な使い方を知りたい
「Let’s enjoy」は、広告のキャッチコピーなどでよく見かけるし、日本人なら誰しも思わず言ってしまいそうになるフレーズですが、英語としては不完全で不自然な表現なんです。
では、なぜ「Let’s enjoy」と言うと不自然なのかをもっと具体的に紐解き、「楽しもう」と言うときのさまざまな英語表現と使い分けについて詳しく解説します。
英語には、Let’s enjoy のように、日本語の感覚で使うと失敗しがちな英語の表現は少なくありません。こちらの記事もチェックしてみてください。
👉 日本語の感覚で使うと失敗しがちな英語フレーズ21選|実は失礼な表現に注意!
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「楽しもう」は英語で Let’s enjoy と言わない?

えいとり まず、「Let’s enjoy」だけでは英語として不完全なの。もし、このフレーズを使うのであれば、enjoy の後に具体的に何を楽しむか「目的語」を入れないといけないんだ。
例えば、「Let’s enjoy dinner.」は、どのような楽しみ方をするのか文脈が明確なので、適切な英語表現として使われます。
えいとり でも、実は「楽しもう」と英語で言うとき、ネイティブはそもそも Let’s enjoy〜 というフレーズをあまり使わないんだよね…。
マナブくん え?!何それ?どういうこと?
英語はそもそも日本語とは違う概念を持った言語なので、日本語の発想と同じように使うと微妙におかしくなってしまうんです。
えいとり 日本人は、日本語の表現・言い回し「楽しもう」を無理やり英語に直訳して Let’s enjoy〜 と使っているの。それで、ネイティブには不自然に感じられるんだ。
実はこのように、不自然な英語表現は、他にもたくさんあります。ただ、フレーズとして暗記するだけでは解決しない、意外な盲点があるんです。こちらの記事もチェックしてみてください。
👉 英語フレーズを覚えても「自然」にならない理由|正しいはずなのに不自然なのはなぜ?
「楽しもう」の英語ネイティブ表現

英語ネイティブは、日本人が言う「楽しもう」や「楽しんで」のニュアンスを表す表現として、下記の3つのフレーズをよく使います。
- Let’s have fun
単純に「楽しもう」という意味で、友達や仲間と楽しい時間を過ごすときに使われます。 - Let’s enjoy ourselves
何か理由があって「楽しもう(自分たちを楽しませよう)」と言うときに使われます。 - Let’s enjoy the moment
「その瞬間を楽しもう」という意味で、特定の瞬間や経験を楽しむときに使われます。
1. Let’s have fun:「楽しもう」で最も一般的
「Let’s have fun」は、一般的に「楽しもう」と言いたいときに最もよく使われる英語の表現です。日常会話の幅広い場面で使えます。また、英語ネイティブが「Let’s have some fun.」と言うのを聞いたことがあるかもしれません。
えいとり まず、「Let’s have fun」は、単純に「楽しもう」と言っているの。具体的なアクティビティには触れていなくて、ただその場でその時間を楽しもうというニュアンスなの。
「Let’s have some fun.」は、具体的なアクティビティを共に楽しもうという意味で、「(アクティビティ)を楽しんじゃおうよ」のような、ちょっとワクワクした気持ちが高まった感情を表します。
マナブくん じゃあ、fun と enjoy の違いは何なの?
えいとり 一般的に、fun は活動そのものの楽しさや喜びの「感情」に焦点を当てているの。一方で、enjoy は活動や経験そのものの「行為・行動が楽しい」に焦点を当てて、楽しいと感じられる感情を強調したいときによく使われるんだ。
2. Let’s enjoy ourselves:元気づけるための「楽しもう」
「Let’s」は「let us」の短縮形です。「ourselves」を使って楽しむことを提案するこのフレーズは、ある特定のシーンでよく使われます。
マナブくん 特定のシーン?どんな?
えいとり 例えば、友人がとても悲しい思いをしていたり、何かのストレスを受けて元気がなかったり、一緒にいるグループの雰囲気が悪くて緊張感が高まっていたりするシーンなどで、少し励ます・気分を上げたいというニュアンスで使うの。
【例文】Let’s enjoy ourselves を使うシーン
【シーン①】コンサート会場で仕事の愚痴を聞いている
- A: This has been the week from hell. I had to work late every night because we were behind on our project. I wish we had longer weekends.
(今週は最悪だったよ。プロジェクトが遅れてて、毎日夜遅くまで働かなくちゃいけなかったんだ。もっと週末が長ければいいのに。) - B: Well, that concert you’ve been looking forward to is tonight, so let’s just enjoy ourselves.
(まぁ、今夜はずっと楽しみにしてたコンサートだし、楽しもうよ。)
※「The week from hell」は、最悪な週を強調するためにネイティブの間でよく使われる表現です。
【シーン②】パーティ会場で友人同士が口論になった
- A: I can’t believe you invited Daniel without telling me! You know we don’t get along.
(僕に言わないでダニエルを招待したなんて信じられない。僕たち仲が悪いんだよ。) - B: Really? I had no idea you had an issue with Daniel.
(本当?ダニエルと何か問題があったなんて知らなかったのよ。) - C: Hey guys, there’s no need to argue. We came here to have fun. Let’s just enjoy ourselves, okay?
(ねぇ、喧嘩しないで。楽しむために来たんじゃない。楽しみましょうよ。OK?)
3. Let’s enjoy the moment:「瞬間」を強調する表現
「Let’s enjoy the moment」は、特定の瞬間や状況を楽しむことを強調するときに使う表現です。瞬間の大切さや魅力に焦点を当てています。
【例文】Let’s enjoy the moment を使うシーン
【シーン①】パーティー会場で友人と楽しむ
- A: This party is so much fun!
(このパーティはすごく楽しい。) - B: Yeah, let’s enjoy the moment and dance the night away.
(うん。この瞬間を楽しんで一晩中踊り明かそう。)
【シーン②】天気が良いので「(外で)楽しもう」と誘う
- A: The weather is perfect today. What do you want to do?
(今日は最高の天気だね。何する?) - B: Yeah, but I’m actually thinking of working from home.
(そうだね。でも、自宅で仕事しようかと考えてるんだ。) - A: Hey, come on. We don’t get many chances. Let’s enjoy the moment. How about taking a walk in the park?
(冗談はやめてよ。こんなにいいお天気はそうないわよ。今の瞬間を楽しみましょうよ。公園で散歩でもどう?)
いずれも日本語にすると少し照れくさい表現ですが、英語では美しい瞬間を共有するときに使われる素敵なフレーズです。
まとめ
日本語で「楽しもう」と言う感覚で、何でも Let’s enjoy を使うのはおすすめできません。英語として不完全な響きになるのを避けるため、基本的には Let’s have fun を使いましょう。
状況を好転させたいときは Let’s enjoy ourselves、その瞬間の美しさを共有したいときは Let’s enjoy the moment を選ぶと、よりネイティブらしい自然な英会話になります。
もっと詳しく「enjoy」の使い方を知りたい人は、下記の記事もチェックしてみてください。
▶︎ enjoyの使い方に注意!「 have fun」との違いや役立つ例文を紹介
えいとり ここまで表現の違いを解説しましたが、「分かっているのに、とっさに口から自然な英語表現が出てこない」と感じたことはありませんか?その原因と解決方法もこちらの記事にまとめています。ぜひ読んでみてください。






