「文法は合っているはずなのに、なぜか相手が一瞬フリーズする」
「英語ネイティブの反応が微妙」
そんな経験はありませんか?それはあなたの英語力不足ではなく、「日本語の発想でそのまま直訳していること」が原因かもしれません。
しかし、日本語からの直訳が原因で、話し相手に「感じの悪い人」と誤解される可能性もあるので注意が必要です。
英語は、「相手との距離感」や「状況」によって使う単語が違う場合もあります。
この記事では、日本人がついやってしまいがちな「実は微妙」で失敗しやすい英語フレーズ21選を紹介します。
自分の英語が相手にどう伝わっているのか、チェックしてみましょう。
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知らずに使うと微妙!失敗しやすい英語フレーズ21選と適切な表現

これから紹介する英語は「日本人が失敗しがちな微妙な英語」ですが、必ずしも全てが「間違っている」とは限りません。ただし、いずれにも共通するのは、基本的に日本語の感覚で直訳しがちで、「意味が微妙に違って誤解されやすい英語」であることです。
1.【丁寧のつもりのPleaseが命令に?】コーヒーください
⚠️ Please a coffee.
⭕ Can I have a coffee, please?
⭕ A coffee, please.
Please a coffeeは命令しているようなニュアンスに。
Please は「お願いのニュアンス」を足すだけで、名詞の前には置きません。
短く言うなら A coffee, please. とpleaseを後に置くのが自然。
意外と難しくて間違いやすいPleaseの使い方。もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
👉英語のPleaseは丁寧じゃない?職場で「命令っぽい」と言われた私の失敗談
2.【おもてなしなのに相手が戸惑う】コーヒー飲む?
△ Do you want coffee?
⭕ Do you want some coffee?
決して間違ってはいませんが、聞かれた相手は一瞬戸惑うかもしれません。
なぜなら、Do you want coffee?は「コーヒー(という物質)はいるか?」と、「概念」や「嗜好」を聞いているニュアンスが強くなるからです。
つまり、大袈裟に言うと「(この世の)コーヒーという飲み物が欲しいか?」と、まるでコーヒーという物質が必要か聞かれているようなニュアンスに聞こえます。配慮が足りないと感じられることもあるので注意。
some があると、単なる「飲み物」が「今すぐ飲める一杯」という優しい提案に。
some は「いくらかの量(一杯分)」を指すので、相手は「あ、今コーヒーを淹れてくれるんだな」と瞬時に理解できます。
3.【命令っぽい】チェックしてください
⚠️ Please check this.
⭕ Could you take a look at this?
⭕ Could you check this for me?
Please check this.が英語として間違ってるわけではありませんが、命令口調に聞こえます。もしくは、まるでテストの採点や荷物の検収をお願いしているような、事務的な響きに聞こえます。
Slackなどのチャットで伝えるときや口語では、命令感が出て、相手に「圧」を感じさせることがあります。
メールの件名やタスクの件名では使いますが、例えば上司に「Please check this.」と言うと失礼です。
ニュートラルに「確認してみて」や「見てみて」と言うならtake a look it やhave a look itが万能です。
意外と難しい「確認」の英語、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 英語で「Please confirm」は「確認してください」じゃない!仕事の「確認の段階」を知らず怒られた話
4.【自信過剰かも】ワクワクしてる
❌ I’m exciting.
⭕ I’m excited.
⭕ This is exciting.
-ing は「感情を与える側」、-ed は「感情を感じる側」。
I’m exciting =「私は(人を)ワクワク興奮させる人です」という意味に。
きっとセクシーで刺激的な人なんですね。だいぶ自意識過剰な自己紹介です。つまり、これは「私は(人を)ワクワクさせる、刺激的で面白い人間です」と自分について宣言しています。
自分のワクワクしている「感情」を表すならI’m excitedが適切。
5.【あなたは退屈な人じゃない】(私は)退屈だった
❌ I’m boring.
⭕ I’m bored.
I’m boring は「私は退屈な人間」。自分をディスるのはやめましょう。
退屈してるのはあなたの「感情」boredです。
6.【私は面白い人です?】興味がある
❌ I’m interesting.
⭕ I’m interested in photography.
I’m interesting は「私は面白い人です」「私って面白いでしょ」。
興味があるならinterested inが一般的。
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7.【トラブルは手に入れない】トラブルに直面してる
❌ I got trouble.
⭕ I’m in trouble.
⭕ I have a problem.
⭕ Something went wrong.
I got trouble は「トラブルを手に入れた」っぽいニュアンス。
トラブルに巻き込まれてるならget into trouble。重大なピンチに直面しているならI’m in trouble。
状況説明ならSomething went wrongや、It’s a bit of a mess here right now.(今、ちょっとゴタゴタしてる)と言うのが自然です。
troubleは「巻き込まれている状態」。人・ルール・感情が絡んでいて、「どうしよう…」という立場や状況。
仕事のミスやパソコンの故障など具体的な対象物があって、解決策が想定できる場合はproblemを使うのが適切。Problemはマイナスの状態をゼロに戻す作業や、「環境汚染」や「差別」などのような、一般的に「社会や組織全体」に関わる問題を指します。
8.【文脈に注意】昨日は暇だった
⚠️ I was free yesterday.
⭕ I had nothing to do yesterday.
⭕ I didn’t have anything to do yesterday.
⭕ I had no plans yesterday.
I was free yesterday. は会話で普通に言います。決して誤りではありませんが、誤解を受けることもあるので注意。
文脈によっては 「私は(暇で価値のない)タダの人間だ」 という自虐的な響き、あるいは 「(性的・社会的に)奔放で自由だ」と大きな意味で拘束されない「自由」を意味することがあります。
「予定がなくて暇だった」なら、I didn’t have any plans yesterday.やI had nothing to do yesterdayなど、少し具体的に言う方が自然。英語は「状況説明」が重要。
9.【食べる「能力」は問わない】食べれる?
❌ Can you eat?
⭕ Can you eat this?
⭕ Do you eat meat?
⭕ Do you like spicy food?
Can you eat? は「食べる能力ある?」といったスキルを聞くニュアンス。
聞きたいのはたぶん「(もっと量的に)食べられる?」とか「これは食べられる?」「肉食べる?」ですよね。
ちなみに、趣向性で食べられるかどうかを聞きたいときは、Do you like〜?で聞くのが一般的。
10.【「能力」とスキルは問わない聞き方】英語は話せる?
⚠️ Can you speak English?
⭕ Do you speak English?
⭕ Is English OK?
Can you speak も間違いではありません。観光で普通に言われることもあります。
ただし、ニュートラルに「話せるか」を聞きたいならDo you speak…? やIs English OK?が一般的。
11.【トイレは持ち帰れない】トイレを借りてもいい?
❌ Can I borrow the toilet?
⭕ Can I use the toilet?
⭕ Could I use the restroom?
borrowは「借りて持っていく」ニュアンスが出ることがあります。
トイレは据え置き型(固定資産)なので use が適切。
12.【誘いのニュアンスが違う】出かけない?
⚠️ What about going out?
⭕ How about going out?
What about〜 は使うけどニュアンスが違うので注意。How about〜?は前向きな「提案」。
What about 〜?は「(忘れてるけど)あれはどうするの?」という「確認・問題の指摘・再考」。つまり、What aboutは「出かけるんじゃなかったっけ?」と言った感じなので、ときに皮肉と捉えられることも。
aboutは前置詞なので、その後は名詞か動名詞[ing]が入ります。
13.【Let’s play はセクシャルな誘い?】遊ぼう
⚠️ Let’s play.
⭕ Let’s play a game.
⭕ Let’s play cards.
⭕ Let’s hang out.
子どもでも大人でも Let’s play だけでは英語として不完全。Let’s play + 名詞と言います。
大人同士で目的語なしだと、文脈によっては「何の遊び…?」と性的で卑猥に聞こえるので注意。
安全に行くならhang outが万能です。
14.【Do your bestはプレッシャー強め?】頑張って
⚠️ Do your best.
⭕ Good luck.
⭕ I’m rooting for you.
⭕ I’ll support you.
Do your best はよく使われますが、シチュエーションによっては「全力出して当然」的な、プレッシャー感が出ることも。圧が強く感じられることがあるので注意。
軽く応援なら Good luck、熱い応援ならI’m rooting for youが自然です。
「上手くいくことを願ってる」というニュアンスの「頑張って」なら、Fingers crossedは指のジェスチャーと一緒によく使うお決まりのフレーズです。
自分のことに対して言う I’ll do my best はOK。
15.【teach は「スキル伝授」】(道を)教えて
⚠️ Can you teach me the way?
⭕ Can you tell me how to get to the station?
⭕ Could you show me the way to the station?
「Can you teach me the way?」はまるで「人生の道」を聞いているように聞こえます。
teachは学校の授業やトレーニング感が強いニュアンスを意味します。駅までの道は 5分でトレーニングは不要なので tell / showが自然。
16.【万が一の保険】念のため
⚠️ Just in case, tomorrow is 10 a.m., right?
⭕ Just checking — tomorrow is 10 a.m., right?
⭕ Just to be sure, it’s 10 a.m. tomorrow, right?
Just in case は「万が一のトラブル回避」。
日本語の「念のため」には、「念のため確認します」のように「再確認」の意味でも使われますが、英語のJust in caseは、「物理的な備え」に重心があり、日本語とはちょっとニュアンスが違います。
イギリス英語だと、とても重大な「万が一」に聞こえることも。単なる確認なら Just checking / Just to be sureが自然です。
17.【猫は食べないで】猫が好き
❌ I like cat.
⭕ I like cats.
可算名詞(猫)を単数「cat」で冠詞(aやthe)なしにすると不自然で、文脈によっては「猫の肉を食べたいの?」と誤解される可能性も。
動物が好き=複数形の「s」をつけるのが基本です。
なぜ単数系がNGなのか、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
👉「猫が好き」を英語で「I like “cat”」はNG!なぜ複数形’cats’になるのか?
18.【go to abroadは間違い】海外に行った
❌ I went to abroad.
⭕ I went abroad.
⭕ I went overseas.(※今回は説明省略でもOK)
abroadは「海外へ」という方向込みの副詞。
「to」は不要です。
海外はabroadやoverseasなど、いくつかの表現が使えますが、その違いについても知りたい方はこちらの記事をお読みください。
👉「海外」は英語で何?overseaはNG!abroad, foreignとの使い分け
19.【Let’s enjoy! は不完全な英語】楽しもう
⚠️ Let’s enjoy!
⭕ Enjoy it!
⭕ Have fun!
⭕ Let’s enjoy the party.(目的語を入れるならOK)
enjoyは「楽しむ(何かを)」なので、何を楽しむのか「目的語」が必要。Let’s enjoy dinnerならOK。
「楽しんでね」ならHave fun / Enjoy itが鉄板です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
👉「楽しもう」を英語で”Let’s enjoy”と言うのは不自然!ネイティブ表現と使い方
20. 【「そんなの知るか」と聞こえてる】分からない
⚠️ I don’t know.
⭕ I’m not sure.
⭕ I have no idea.
英語のI don’t knowは、言い方によっては「(興味もないし)知らないよ」という無関心で冷淡なニュアンス。日本語の丁寧なニュアンスで「わかりません」と言いたいときは使わないのが無難。
21.【どうでもいい?】気にしませんよ
⚠️ I don’t care.
⭕ I don’t mind
I don’t mind.(気にしないよ) → 相手の提案や行動に対して「私は嫌じゃないですよ」「構いませんよ」という肯定的・寛容なニュアンス。
I don’t care.(知ったことか) → 「どうでもいい」「自分には関係ない」という無関心で突き放したニュアンス。
NGなフレーズもわかったし、フレーズは覚えたのに、「いざとなると言葉が出てこない……。」
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まとめ
英語は「正しさ」より「誤解されにくさ」が大事です。この記事で紹介した21個は、ほとんどが「文法ミス」ではなく、「日本語の発想で直訳しているせいで英語ではズレて聞こえるパターン」です。ポイントは2つ。英語で何かお願いするときは「相手の選択権」を残すこと、「英語として不完全だと誤解を招く可能性がある」ことを覚えておきましょう。この感覚が手に入ると、あなたは話し相手にとって、ただ「英語が通じる人」から「感じがいい人」へ進化します。






