「私はプレゼントをもらいました」を英語にするとき、学校のテストなら「I got a gift」や「I have gotten a gift」が正解ですよね。でも、ネイティブとの会話で一番耳にするのは、実は「I’ve got a gift.」なんです。
私は独学で、とにかく体当たりで英語を身につけてきました。
そのせいか、意外とこうした基礎的なところでつまづいてしまい、長年、自分でも気づかないうちに「悪い癖」が取れずにいた経験があります。
「えっ、過去分詞はgottenじゃないの?」「現在完了だから過去の話じゃないの?」
混乱しますよね。かつての私と同じように、教科書とリアルのギャップにモヤモヤしているあなたへ。
この「違和感」こそが、英会話を劇的に上達させるヒントになります。今回は、I’ve got の正しい使い方を徹底解説します。
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1. 「I’ve got」は現在完了の形だが、意味は「現在」に近い
学校で真面目に英語を勉強した人にとっては意外かもしれませんが、「I’ve got a gift.」は「『今』プレゼントを持っている」という現在の状態を表します。文法上は「現在完了」と呼ばれる形をとっていますが、日常会話では have(持っている)の代わり として定着している慣用的な表現で、ある過去の時点から現在までの「今」の状態を表します。
猫を3匹飼っている場合は?
例えば、「私たちは猫を3匹飼っています」と言いたい場合、どちらが自然でしょうか?
- We have 3 cats.(間違いではないが、少し硬い事実)
- We’ve got 3 cats.(ネイティブが日常会話で最も好む表現)
学校ではあまり強調されませんが、イギリス人はもちろん、アメリカ人であっても日常のカジュアルな会話では “I’ve got” を多用します。
アメリカ人にとって “I have” は、面接や書類などのフォーマルな場、あるいは事実を淡々と述べる時の響きです。一方で、友達との会話で「いい考えがある!(I’ve got a great idea!)」「チケット持ってるよ!(I’ve got the tickets)」と言うときは、リズムの良い “I’ve got…” が主流になります。これを知っているだけで、あなたの英語はぐっと「生きた英語」に近づきます。
2. 【getの過去分詞】アメリカ英語 vs イギリス英語のリアル
なぜ学校では「gotten」と習うのか。それは日本の教育の多くが、基本的にアメリカ英語の標準文法(get-got-gotten)を採用しているからです。
ただし、1980年代後半〜90年代前半に英語教育を受けた方の中には「学校の教科書はイギリス英語で習った」という記憶を持つ人が一定数います。
実はこれ、当時シェアの高かった『SUNRISE(サンライズ)』という教科書が、伝統的にイギリス寄りの英語をベースにしていたためです(ただし、完全なイギリス英語ではなく、あくまでも日本人向け)。使う教科書によって、実は違っていたのです。
| 地域 | getの変化形 | 「持っている(所有)」の言い方 |
|---|---|---|
| アメリカ英語 | get – got – gotten | I’ve got(口語で多用) |
| イギリス英語 | get – got – got | I’ve got(標準的) |
ここで重要なのは、アメリカでもイギリスでも、今の「状態(所有)」を表すときは “I’ve got” が共通のキーワードだということです。アメリカ英語ではさらに ‘ve を省略して “I got 3 cats.” と言うこともありますが、まずは “I’ve got” をマスターするのが、世界中で通じる「こなれた英語」への近道です。
3. 「I got / I’ve got / I’ve gotten」のニュアンスの違いを比較
文法上の形は似ていても、伝えるメッセージはこれだけ変わります。
| 表現 | 意味のニュアンス | 状況 |
|---|---|---|
| I got a cat. | 過去に猫を手に入れた。 | 過去の単なる事実(昨日、猫を拾った等)。 |
| I’ve got a cat. | (今)猫を飼っている。 | 今の状態にフォーカス(家に猫がいるよ)。 |
| I’ve gotten a cat. | (最近)猫を手に入れた。 | 最近の変化。「今も飼っている」ことを含みます。 |
4. 英語学習の効率最大化!「勉強」するより「体当たり」が大事
英語学習において最も大切なのは、インプットとアウトプットの比率を同じくらいにすることです。
最も効率的なインプットとアウトプットの比率は、「初心者がまず目指すべきなのは1:1」で、「上達を加速させる理想の黄金比が3:7」と言われています。
知識を理解した次は、すぐに実践で使ってみる。この「体当たり」こそが上達の最短ルートです。
「暗記」を捨てて「修正」を積み上げる
「まだ何も話せないのに、7割もアウトプットなんて無理…」と思うかもしれません。でも、ここでいうアウトプットとは「うまく話すこと」ではなく「不完全な英語を外に出すこと」です。
完璧に暗記してから話そうとする必要はありません。むしろ、調べながら英語を使い、間違えたらその場で修正(Correction)してもらう。このプロセスが、脳に最も深く記憶を刻み込むのです。
- まずは単語帳を閉じて、実践の場へ飛び込む
- 言いたいことを調べながらでも、とにかく口に出す
- 間違えてプロに直してもらうことで、一生モノの知識にする
「生きた英語」を自分のものにするために
今回学んだ「I’ve got」を、さっそく次の機会に勇気を出して使ってみてください。相手にこう確認してみるのもいいでしょう。
“I’ve got a cat. Does this sound natural?”
(猫を1匹飼ってます。これは自然(に聞こえる)?)
「文法は分かるのに、とっさに自然な言い方が出ない…」という方は、知識を「型」として体に染み込ませるアウトプットの場所が必要です。体当たりで挑み、修正してもらう。その繰り返しが、半年後のあなたの自信に直結します。
勇気を出して一歩踏み出せば、あなたの英語は劇的に変わり始めます。
「どうしたら自然な会話ができる英語を習得できるのか?」を私の失敗体験からまとめているので、ぜひこちらも読んでみてください。
👉 英語フレーズを覚えても「自然」にならない理由|正しいはずなのに不自然なのはなぜ?






