英語を話そうとした瞬間、頭が真っ白になって、単語が一つも出てこない。
「えっと…」「あの…」で止まってしまい、結局、何も言えずに終わる。
英会話を始めた多くの人が、ここでこう思います。
「自分には英語の才能がないのかもしれない」
でも、最初に断言します。それは違います。
単語が出てこないのは、才能の問題ではありません。原因は、もっと単純で、もっと現実的なところにあります。
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最初は「誰も話せない」のが普通です
今でこそ私は、仕事で英語を使い、海外にも一人で行き、日常会話で困ることはほとんどありません。でも、最初からそうだったわけではありません。
私の英語のスタートは、まさに「ゼロ」でした。
外国人の友人ができたことをきっかけに、勢いだけで始めた「体当たり英語」。最初は文法もめちゃくちゃ、単語も断片的な、ひどい状態だったんです。
「勉強嫌い」だからこそ、環境づくりから始めた
正直に言います。私は英語の勉強が大嫌いです。留学経験もなければ、海外に住んだこともありません。
単語帳をめくるのも、文法書を読み込むのも苦手。だから「ちゃんと準備してから話そう」という発想がそもそもなかったんです。
多くの初心者がつまずくのは、英語力の問題ではありません。「話す前に、準備が必要だ」と思い込んでしまうことです。
でも、これだけは言えます。
現実は逆だということ。
話せるようになってから環境に行くのではなく、環境をつくった人から、少しずつ話せるようになっていく。これが私の実感です。
私が代わりにしたことは、とても単純なことです。外国人の知人や友達をつくって、話す環境に先に入ったこと。最初は、本当にめちゃくちゃでした。でも、続けられた理由があります。それは、私の性格が「恥ずかしい」を捨てられるタイプだったからです。
多くの人は「恥ずかしい」が先に立つ
ここが、最初の大きな分かれ道です。多くの初心者は、
- 間違えたら恥ずかしい
- 変な英語だと思われたくない
- 正しい文で話さなきゃいけない
こう考えます。するとどうなるか。
👉 話す前に、止まります。
単語が出ないのではなく、出そうとする前にブレーキを踏んでいるのです。これは才能ではありません。環境と心理の問題です。
単語が出てこない本当の理由は「話す環境がない」こと
英語を詰め込んでいる人ほど、こうなります。
- 単語は知っている
- 見れば分かる
- 聞けば理解できる
でも、話そうとすると出ない。これは、話す練習をしていないからです。正確に言うと、「間違えてもいい前提で、口を動かす環境」を作れていないことが一番の問題です。
「反射」で出すために必要なこと
英語を話すとき、頭の中で「日本語→英語」に翻訳していませんか?これでは間に合いません。反射的に言葉が出るようになるには、「不完全でもいいから、その場で打ち返す」練習を繰り返すしかありません。
テニスの素振りだけしていても、試合でボールは打てないのと同じです。飛んできたボール(質問)に対して、めちゃくちゃなフォームでもいいから声を出す。この体当たりこそが、単語が勝手に出てくる「英語の回路」を作ってくれます。
英語は、覚えた量ではなく、使った回数で口に出るようになります。才能じゃない。環境さえあれば、話すことはできる。完璧じゃなくてもいい。単語が途切れてもいい。文法が壊れていてもいい。それでも「話す」環境にいれば、単語は少しずつ口に出るようになります。
それでも残った後悔|correctionをもっと早く始めていれば
ただ、ここで正直な後悔があります。それは、correction(修正)をもっと早く始めていればよかったということです。
correctionとは、簡単に言えば、「その場で間違いを直してもらうこと」です。
初心者のあの当時に戻れるなら、できればやり直したい。「こうしておけば良かった」と思うことがあるのです。
話す環境にいたおかげで、英語は「通じる」ようになりました。でも、
- 不自然な言い回し
- 文法のズレ
- 英語としての癖
これらは、誰も指摘してくれませんでした。なぜなら、通じていたからです。その結果、私はある時期から「話せているのに、上達していない」感覚を持つようになりました。
私の英語力は停滞し、かなり悩みました。
correctionがないと、英語は止まる
英語は、ある程度話せるようになると、周りは直してくれません。会話が止まるから、失礼になるから、先生ではないから。だからこそ、話しながら、きちんと直される環境が必要でした。これをもっと早く始めていれば、遠回りせずに済んだと、今でも思います。
- ただ話すだけ: 間違った英語が癖になり、どこかで上達が止まる。
- 話しながら直される: 正しい感覚が脳に刷り込まれ、反射のスピードが上がる。
最初から完璧を目指す必要はありません。でも、初心者の時期から「安心して間違えて、その場で直してもらえる環境」を持っておくことは、私のような遠回りを避けるための最大のショートカットになります。
まとめ|初心者に一番大切なのは「才能」じゃない
ここまで読んでくれたあなたに、一番伝えたいことはこれです。
- 最初は誰でも話せない
- 単語が出ないのは普通
- 才能の問題ではない
問題はただ一つ。話す環境を、先に作れていないこと。そして、できればその環境にcorrectionがあること。これが、英語を話せるようになる最短ルートです。
もし今あなたが、「何から始めればいいか分からない」「間違えるのが怖くて一歩が踏み出せない」と感じているなら、最初に選ぶ環境が、その後の伸びを大きく左右します。
「安心して話して、間違えて、直される環境」が必要です。
私が遠回りしてようやく気づいた、初心者が安心して「最初の一歩」を踏み出せる環境と、英語が口から出なくて詰まるポイントについて、こちらの記事で詳しくまとめました。






