ことはさん 「お気に入り」を英語で調べるとfavoriteが出てくるけど、何でもfavoriteって言えばいいのかな?「お気に入りの彼」とか「インスタのお気に入り」とか、全部同じでいいのか迷っちゃう。
えいとり 基本は favorite で正解だけど、実はネイティブは「何が」お気に入りかによって単語を使い分けているの。例えば、お気に入りの部下を favorite と呼ぶのは不自然だし、SNSのスラングもあるんだよ。
- favorite の本当の意味と正しい文法を知りたい
- SNSやWebサイトで使う「お気に入り登録」の表現を知りたい
- 人や物に対して、状況に合わせた「お気に入り」の使い分けを知りたい
結論から言うと、最も一般的な「お気に入り」は favorite です。これは「一番好きなもの」を指す最も万能な単語です。
しかし、英語には「お気に入り」を意味する単語が他にもたくさんあります。
- ビジネスや行きつけ: go-to
- SNSやネット: fave, bookmark
- 特定の人物(えこひいき): pet
- 趣味に合う: to one’s liking
今回は、辞書には載っていない「感情のニュアンス」まで含めた使い分けを、実用的な例文と一緒に深掘り解説します。これを読めば、もう「お気に入り」の表現で迷うことはありません!
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「お気に入り」の王道 favorite の正しい意味と使い方

まずは基本中の基本、favorite について。日本語の「お気に入り」に最も近い言葉ですが、実は日本人が間違いやすいポイントがいくつかあります。
favorite(米)
favourite(英)
- 本質的な意味: 「最も好きなもの」「最も楽しんでいるもの」
- 注意点: すでに「最も」という意味が含まれるため、the most favorite と言うのは二重表現で不自然です。
favorite を使った「お気に入り」例文
- Okinawa is my favorite place in Japan.
(沖縄は日本でお気に入りの場所です。) - This is my favorite spot.
(ここ、私のお気に入りスポットなの。) - This is my favorite shop.
(僕のお気に入りのお店なんだ。)
お気に入りが「複数」あるときの注意点
「一番好き」が複数ある場合、favorite が形容詞か名詞かで “s” を付ける位置が変わります。ここ、テストや実務で間違えやすいポイントです!
- 形容詞の場合: They are my favorite photos.
(名詞の photos を複数形にする) - 名詞の場合: They are my favorites.
(favorite 自体を複数形にする) - そのうちの1つ: This is one of my favorite photos.
(複数あるお気に入りのうちの1つ)
SNSやネットで使う「お気に入り登録」の英語
現代の「お気に入り」といえば、アプリやブラウザの機能ですよね。これには決まった言い回しがあります。
- add to my favorites: 「お気に入りに追加する」の最も一般的な表現
- bookmark: ブラウザなどで「保存する」ときによく使う
- fave: favorite の略語。SNS(インスタ等)のキャプションやリコメンドで「推し」「マイブーム」的なニュアンスで使われるスラング。ハッシュタグは #fav。
- I added this video to my favorites.
(この動画をお気に入りに追加した。) - I bookmarked this website.
(このサイトをブックマークした。) - This lip balm is my new fave!
(このリップ、最近の超お気に入り!)
感情や関係で違う!お気に入りの「人」の英語表現

「お気に入りの人」と言うとき、相手が「好きな人」なのか「お気に入りの生徒」なのかで、使う単語はガラッと変わります。間違えると誤解を招くので注意しましょう!
1. 恋愛・好意(気になる人)
人に対して favorite を使うのは、アイドルや有名人ならOKですが、身近な人には “like” や “interested in” を使うのが自然です。
- There is a guy that I’m interested in.
(お気に入りの(気になっている)男性がいるの。) - I’m really into him.
(彼にどっぷりハマってるの。) - He is so cute / hot.
(彼、魅力的(かっこいい/セクシー)でお気に入りなの。)
2. 先生や上司の「お気に入り」(ひいき)
「えこひいきされているお気に入り」には pet という単語を使います。これにはしばしば皮肉やネガティブなニュアンスが含まれます。
- She is the teacher’s pet.
(彼女は先生のお気に入り(ひいきっ子)だ。) - He is the boss’s pet.
(彼は上司のお気に入り(おべっか使い)だ。)
信頼と満足!「行きつけ・お気に入り」の別表現

「一番好き」ではなく、「いつもこれ!」という信頼感を表すお気に入り表現です。
1. My go-to(行きつけ・鉄板の)
迷ったときに必ず選ぶ「鉄板の」「定番の」という意味の、ネイティブが多用する非常に便利な表現です。
- This is my go-to restaurant.
(ここは僕のお気に入り(行きつけ)のレストランだ。) - She’s my go-to person for advice.
(彼女は困ったときに必ず相談するお気に入りの人だ。)
2. to one’s liking(好みに合う・気に入る)
「気に入りましたか?」と丁寧に聞く際や、趣向性を表すときに使います。
- Is the food to your liking?
(お料理はお口に合いますか(お気に入りですか)?) - I have a liking for Swiss chocolate.
(スイスのチョコが特にお気に入りなんです。)
「お気に入りじゃない」ときのスマートな断り方

ストレートに “I don’t like it.” と言うと角が立ちますが、“favorite” や慣用句を使うと柔らかく伝えられます。
- least favorite: 「一番好きではない」=「苦手な/嫌いな」を婉曲的に伝える。
- not my thing: 「趣味じゃない」「得意じゃない」。
- not my cup of tea: イギリスでよく使われる、上品で知的な「好みじゃない」の表現。
- Eggplant is my least favorite food.
(ナスは、どちらかというと一番苦手かな。) - Karaoke is not really my thing.
(カラオケはあまり僕の趣味(お気に入り)じゃないんだ。) - Horror movies are not my cup of tea.
(ホラー映画は、あまり私の好みではないわ。)
まとめ
「お気に入り」を英語で伝えるときは、対象が「物」なら favorite や go-to、 「人」なら like や pet 、「SNS」なら fave と、文脈によって使い分けるのがネイティブへの近道です。単語の裏にある感情のニュアンスまで意識できるようになると、あなたの英語はもっと自然に響くようになります。ぜひ、今日から使い分けてみてください!
えいとり 日本語の「お気に入り」という一つの言葉に、これだけたくさんの英語が隠れているなんて面白いですよね。でも、正しい単語を覚えたはずなのに、いざ会話になると「次の一言」が出てこなくて不安になることはありませんか?
実は、どれだけ単語を暗記しても、会話がスムーズに続かないのには別の理由があるんです。知識を「使える言葉」に変えるためのヒントをこちらの記事で解説しています。
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