「英語は話せているはずのに、なぜか相手の反応が微妙……」
「会話がどこか噛み合っていない気がする」
そんな違和感を感じたことはありませんか?
私自身、英語を使う環境に飛び込んだとき
「あれ……私の英語、まったく通じていない?」
そう思うことが何度あったことか。
外国人の友人とのカジュアルな会話なら、なんとなく成立している気がしていました。でも、仕事の場や少し込み入った話になると、相手が一瞬止まる。そして、こう聞かれるんです。
「つまり、こういうこと(適切な英語表現)?」
その瞬間に気づきました。「意味は推測してもらえているけど、私の英語は自然じゃない」と。
「英語が通じない」とあなたが悩んでいるなら、まさに今、この状態かもしれません。
この記事では、なぜ日本人の英語が通じないのか、「苦い実体験」から見えた原因と解決策を詳しく解説します。
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英語が通じないのはなぜ?よくある5つの原因
まずは、日本人の英語がなぜネイティブに通じていないのか。その主な5つの原因を解説します。
1. カタカナ英語の発音が通じない
日本人が最もハマりやすいカタカナ英語の問題。単語は知っていても、以下の要素がズレているとネイティブは「別の言語」として認識してしまいます。例えば、Themeの英語の発音は「テーマ」ではありません。カタカナで書くと「スィーム」に近い発音です。
- アクセントの位置: 日本語は平坦ですが、英語は強弱が命です。
- 音の省略(リダクション): Get it!は「ゲット・イット」ではなく 「ゲリッ」。
- 母音が強すぎる: 全ての文字に「あいうえお」の音を乗せると、リズムが崩れます。
2. 和製英語・単語の思い込み(ハンバーグは通じない)
日本語として定着している言葉をそのまま使うと、ネイティブには全く別のものを想定されたり、フリーズされたりしてしまいます。中には「そもそも海外に存在しない日本独自の概念」もあるからです。
- ハンバーグ:
- ハンバーガーの「パン」:
- コンセント:
- サラリーマン:
実は、あの「お皿に乗ったソースたっぷりのハンバーグ」は日本特有の洋食(風)です。欧米にはそもそも同じ料理が存在しません。
「Hamburger」と言うと、パンに挟まったあの「ハンバーガー」が出てきます。お肉の部分だけを指すなら“Patty“(パティ)、強いて近い料理を挙げるなら、”hamburg steak”か“Salisbury steak”(ソールズベリー・ステーキ)と言わないと、イメージが湧きません。
ハンバーガーの「パン」をbreadと言うと、ネイティブは食パンやバゲットのような「切り分ける大きな塊」を想像して混乱します。正解はbun(バンズ)。複数形ならbunsです。
英語では「outlet」や「socket」。Consentと言うと「同意・承諾」という意味になり、全く通じません。
「office worker」が一般的。Salarymanは日本独特の造語です。
3. 教科書英語が「不自然」
文法的には100点満点。でも、ネイティブの耳には「冷たい」「幼稚」「ぶっきらぼう」に聞こえてしまうケースが多々あります。
- I think so.:
- I don’t know.:
- Why did you come to Japan?:
便利ですが、こればかり繰り返すと「とりあえず同意しているだけ」の幼稚な印象を与えます。自分の意見がない人だと思われてしまうことも。
「知りません」の直訳ですが、ネイティブには「そんなの知らないよ(どうでもいいし)」という突き放した、少し失礼なニュアンスで伝わることがあります。大人の会話なら、“I have no idea.“ や “I’m not really sure.“ と言ったほうが、ずっと柔らかく知的な印象になります。
「なぜ日本に来たの?」と聞きたいときによく使われますが、言い方によっては「何の用があってここに来たんだ」という詰問に近いニュアンスになることがあります。“What brought you to Japan?“ と言うと、丁寧でぐっと洗練された自然な響きになります。
4. 日本語と英語は「概念」そのものが違うので直訳は通じない
単語を1対1で「日本語から直訳」すると、ネイティブには通じません。日本語は文脈に頼る言語ですが、英語は言葉そのものに明確な役割を持たせる言語だからです。
例えば、「よろしくお願いします」と同じ英語表現はありません。状況によって「信頼しています」「手伝ってください」「はじめまして」など、英語では全く別の概念に分かれます。
この「文化と思考」の違いを無視して単語だけを並べても、相手の頭にはクエスチョンマークが浮かぶだけ。直訳というフィルターを外し、英語の「捉え方」を身につけることが、本質的に英語を話せることにつながります。
👉 直訳すると通じない英語|日本語で考えた瞬間に失敗する表現とは?
5. 限られた基本単語のみで話すことの限界
難しい単語を避けて簡単な英語で伝えるのはコミュニケーションで大切ですが、ビジネスの現場では「信頼」や「説得力」に欠けることがあります。
言葉の表現の幼さが「思考の浅さ」と誤解され兼ねないのです。「意味は通じているはずなのに、なぜか対等に扱われない」。その違和感の原因は、状況に応じた適切な言葉選びや、ニュアンスの使い分けができていないことにあります。
一番の原因は「英語が通じる」と「自然な英語」が違うこと
ここが最も重要なポイントです。
「通じる英語(最低ライン)」
相手がこちらの意図を汲み取って、なんとか理解してくれる状態。会話は成立しますが、相手はストレスを感じています。
「自然な英語(信頼される英語)」
ネイティブが日常的に使う表現やリズムに乗っている状態。違和感がないため、相手はストレスなくあなたの「話の内容」そのものに集中できます。
【実体験エピソード】英語が通じてないと気づいた瞬間
私が実際に経験した、私が誤解していた英単語と、英語が通じなかった体験エピソードを紹介します。
仕事での「challenge」の誤用
外資系企業のチーム内での打ち合わせで、私はこう言いました。
“We should challenge this problem.”
私はクライアントが提供するサービスと消費者側の間で剥離がある課題について、「この問題を解決したい」というポジティブな意味で言ったつもりでしたが、おかしな英語だったのです。
英語のchallengeを動詞として使うと挑戦的
このとき、英語ネイティブの同僚の一人が教えてくれました。
英語のchallengeを動詞として使うと、相手には「(能力や正当性に)疑いをかける」「どちらが優れているか決めるために勝負を挑む」といった、対決姿勢の強いニュアンスで響いてしまうことがあること。
日本語の「チャレンジする」というニュアンスで使いたいときは、シンプルに “Try”を使うのが自然。
「It’s a challenge」はポジティブな姿勢を示す
そして彼は言ったのです。「”problem” や “issue“より、名詞で “challenge“(解決すべき課題)を使った方がいいよ」と。
problemは、具体的で解決が必要な障害を指すときに使う単語。issueは、議論・検討が必要な懸念事項を示し、「片付けるべきこと」といった、どこかネガティブな印象を与えると。
それより、「It’s a challenge.(乗り越えるべきやりがいのある課題)」。この一言で、前向きな姿勢に変わるんだと。
単語の意味を知っているだけでなく、どの言葉を選べばチームの士気が上がるか。 その「生きた英語」の使い方に気づいた瞬間、目から鱗で、同時に自分の未熟さを痛感しました。
「デート(date)」の意味を取り違えて赤面
外国人の同僚が “I have a date tonight” と言ったので、「夜、彼女とデートなの?」と聞きました。しかし相手が言いたかったのは単に「予定がある」ということだったのです。
「面倒くさい」は英語に存在しない?
何かにつけて「面倒くさい」と言いたかったのですが、英語にはぴったりハマる一言がありません。It’s a hassle(手間)、It’s a pain(苦痛)、It’s annoying(うざい)……。これらの適切な使い分けを知らず、何と言っていいかわかりませんでした。
日本人が誤解して使いがちな通じない英語を、こちらの記事にまとめました。
👉 日本語の感覚で使うと失敗しがちな英語フレーズ21選|実は失礼な表現に注意!
独学の最大の問題は「通じない英語」を使い続けること
独学の最大の問題は、「間違いが固定化されること」です。
- フィードバックがない: 独り言やアプリでは、あなたの「不自然さ」を誰も指摘してくれません。
- 自己流が正しいと思ってしまう: 間違ったまま口に出し続けると、それが「自分の中の正解」として定着してしまいます。
まとめ|最短で「通じる→自然」に変える解決法
自然で通じる英語を話すための結論はシンプルです。「ネイティブにその場で修正される環境」に身を置くこと、これしかありません。英語が通じない理由は、単なる知識不足ではありません。カタカナ英語、和製英語、そして「自己流の不自然さ」を修正する機会がなかっただけです。
もし今、あなたが「話せているはずなのに、なぜか壁を感じる」なら、それは次のステップに進むサインです。そして、その違和感に気づいた人から、英語は変わり始めます。
恥をかいた数だけ、あなたの英語は磨かれます。勇気を持って、その「不自然さ」をネイティブにぶつけてみてください。
ここで「もう少し単語を覚えてから」と考える人がほとんどです。
ですが、その“準備してから”を続けた結果が、今の状態です。
今の英語が通じるのかどうかは、実際に使ってみるとすぐに分かります。
※Camblyの体験レッスンは100円〜で受講できます。






