英語が原因で、静かに仕事を任されなくなる瞬間。それは、明確な拒絶ではなく「なんとなく呼ばれない」という形でやってきます。
成果は出している。
数字も作っている。
社内での評価も決して低くない。
それなのに、なぜか自分だけ外される業務があった。
海外クライアントが絡む重要な案件。
大きな裁量を持って進めるべき役割。
当時の私は、「英語が理由かもしれない」と薄々感じながらも、それがなぜなのか、はっきりとは分かっていませんでした。
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海外クライアントの仕事にはタッチしていなかった
重要だったのは、私は英語がまったくできなかったわけではないという点です。
- 日常会話は問題なくできる
- 英語で意思疎通もできる
- 既存の定型業務なら英語でこなせる
それでも、海外クライアントが直接関わる「タフな交渉」や「関係構築」の場には呼ばれませんでした。最初は、単純に「私が日本人だから」と思っていました。でも、あるときふと気づいたのです。私の英語力が信用されていないことに。
上司の評価は「英会話」ではなく「仕事の英語」だった
ときどき私の英語について指摘はありました。だけど、ごく稀だったし、具体的な評価を上司から聞いたことはありませんでした。ただし、上司の反応や、チャンスを逃した場面を振り返ったとき、ある共通点が見えてきました。
「会話はできる。でも、仕事で使う英語としては、まだ足りない」
ここで言われていた「仕事の英語」は、難しい専門用語や、教科書通りの美しい文法のことではありません。
今振り返ると、当時の私にはプロとして評価されるための「3つの絶対条件」が圧倒的に欠けていたのです。
当時の私に足りなかった「評価される英語」とは?
- 1. 結論先行(Conclusion First): 日本語の感覚で理由や背景から話してしまい、多忙な上司やクライアントに「結局何が言いたいの?」というストレスを与えていました。
- 2. 論理性(Logic): 「AなのでB、したがってC」という構造が曖昧で、空気を読むような遠回しな表現が、英語圏では「論理の破綻」や「自信のなさ」として一蹴されていました。
- 3. 即答力(Responsiveness): 完璧な文章を作ろうとして沈黙してしまい、外資で最も嫌われる「意見なし=貢献意欲なし」という誤解を招いていました。
「結論先行」や「論理の型」を最短で身につけるなら、ビジネス英語に強い環境選びが不可欠です。
私が実際に試して分かった、実務で戦える英語を「修正」してくれるスクールを厳選して比較しました。
まず求められるのは、信頼できる基本の英語スキル
今ならはっきり分かります。評価されていたのは、いわゆる「ビジネス英語」の知識量ではなく、仕事の場で「安心して背中を預けられる英語感覚」でした。
専門用語がわかるとか、テキストで習うビジネス英語とか、TOEICのスコアがいいとかじゃなく、実は、ビジネスでの人間関係を構築する上で、これが最も求められる基本の英語スキルの一つなんです。
「3つの絶対条件」以前に、当時の私は基本的なことからできていませんでした。例えば、
- 通じる英語: I can’t do that.(できません)
- 信頼される英語: I’m afraid that’s not something we can accommodate at this moment.(現時点では、ご要望に沿いかねます)
意味は同じです。でも、前者は角が立ち、後者は「立場を理解した上でのプロの回答」として響く。この「判断をぼかさず、でも強すぎない表現」の差。
職場でネイティブの同僚が、クライアントとの少し厄介な交渉がある際に「あなたのwording(言葉選び・言い回し)に任せる」とよく言うのですが、これが大切なんです。
ちなみに、まず仕事を始めたばかりのときに上司から言われたのは、「I want〜と言わないで。I would like to〜と言いなさい。」でした。
こうした微細な言語感覚の欠如が、知らないうちに「この人に任せるのは、まだ不安」という評価に積み重なっていたのです。
なぜ自分では気づけなかったのか
理由は単純でした。誰も、私の英語を直してくれなかったから。
通じている。会話は成立している。仕事は回っている。だからこそ、
「今の言い方だと、相手は不快に感じたかもしれないよ」
「そのニュアンスだと、自信がないように聞こえるよ」
と教えてくれる人は、職場にはいませんでした。
私が話す英語に「微妙な顔」をする瞬間があるのはわかるけど、誰も指摘はしません。この「不自然な英語のズレ」や「論理の欠落」に、自分一人では気づけなかったのです。
変わったのは、英語を修正できる環境を作ったから
私がこの停滞から抜け出せたのは、単語を増やしたからでも、文法書をやり直したからでもありません。自分では気づけない「微細なズレと不自然な英語」を、その場で言語化して修正してもらえる環境に身を置いたからです。
「意味は合っている。連想される意図が違う」「結論から言わないとプロとして信頼されない」
その違いを論理的に修正してもらう。これを繰り返すことで、自分の癖や、評価を止めていた原因が初めて可視化されました。
この違いに気づいた瞬間から、周囲の評価は単なる「語学力」ではなく、「安心して任せられる人かどうか」という信頼に変わりました。
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英語が原因で任されないのは、能力不足ではない
もしあなたが、「英語は話せる。仕事もできる。でも英語が絡む役割だけ任されない」と感じているなら、それはあなたの才能不足ではありません。
足りないのは「リアルタイムで英語を修正される環境
足りないのは努力ではなく、「仕事で通用する英語にリアルタイムで修正される環境」。それだけです。
話せるのに伸び悩む人が、最後にぶつかる壁。この壁は、知識を詰め込むだけでは超えられません。なぜなら問題は「知識」ではなく、自分では見えない「死角」にあるからです。
私が「話せるのに評価が止まっていた」状態から抜け出せたのは、
「どこで不安を与えていたのか」
「どこが信頼につながっていなかったのか」
を感覚ではなく、具体的に言語化して理解できるようになったことでした。
上司が安心して判断できる信頼ある英語へ
英語が「通じるかどうか」ではなく、「その発言が、判断・責任・立場としてどう聞こえるか」という視点で捉えられるようになったのです。
つまり、私の英語での提案を聞いて、上司が「リスクを感じずに意思決定を下せるか」ということです。
その結果、個別のクライアント案件だけでなく、チーム全体や会社全体の流れに関わる役割を任されるようになりました。
これは、参考書やフレーズ集を読んでも分からなかったことです。
英語は通じている。でも、「評価されない」「不安が消えない」「なぜか任されない」「自信が持てない」。
もし、あなたにもこのどれかに心当たりがあるなら、それは能力不足ではありません。
英語は独学だけでは限界がある
あなたの英語が、「直されていない英語」であることが原因になっている可能性があります。私が職場で感じたこの違和感と英語の問題を、独学だけで解消できる人は稀です。
自分では気づけない不自然さや間違いを、「今の言い方だと、こう聞こえるよ」とその場で返してもらって初めて、理解できるものだからです。
私がどこでつまずき、何が分かるようになって変わったのか。そして「話せるのに伸び悩む人」が、そこから抜け出すために必要な環境とは何なのか?私が実際に何を変えたのかを、次の記事で詳しく書いています。






