「私の宝物」は英語で?My treasureが不自然な理由とネイティブの自然な表現
ことはさんことはさん

「これは私の宝物です。」って言いたくて、It’s my treasureって言ったら、外国人の友達に微妙な顔されたの。英語では何て言うの?

えいとりえいとり

実は、それは日常会話ではあまり使わない表現なんだ。英語ではいくつか表現があるけど、よくネイティブが使う適切な表現の一つは I treasure it.だよ。

日本語では「私の宝物」は、とても自然な表現ですが、これをそのまま英語にして It’s my treasure. と言うと、ネイティブには少し不自然に聞こえることがあります。

英語では、「宝物」という気持ちを名詞ではなく、I treasure it.と、「動詞」で表すのが一般的です。

この記事では、なぜ my treasure があまり使われないのか、ネイティブが本当に使う自然な言い方と、文脈別の正しい使い分けを分かりやすく解説します。

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なぜ my treasure はあまり使われないの?

「宝物=treasure」と辞書で覚えた人にとって、It’s my treasure. がなぜ「不自然」なのか不思議かもしれません。そこには、ネイティブだけが感じている「言葉の重みのギャップ」があります。

① 大人の日常英語では少し芝居がかって聞こえる

treasure は本来、海賊の財宝や博物館に眠る歴史的価値のあるものなど、「客観的に価値が高いもの」や「象徴的な宝」を指す名詞として使われることが多く、日常会話で使うにはやや物語的・詩的な響きを持っています。

そのため、大人が日常会話で私物に対して It’s my treasure. と言うと、ネイティブの耳にはこのように響いてしまいます。

  • 物語調すぎる(ファンタジー映画の主人公?)
  • ロマンチックすぎる(詩人かな?)
  • 子どもっぽい(宝箱を抱えた子ども?)

「これ、すごく大事にしてるんだ」と言いたいだけなのに、相手に「え、国宝級の何か持ってるの?」と余計なインパクトと違和感を与えてしまうのです。

② 英語は「気持ち」を名詞より動詞で表す

日本語は「宝物」「大切な存在」のように、名詞で感情をパッケージ化して伝えるのが得意な言語です。

しかし英語(特にネイティブの感覚)では、「それに対して自分がどういう感情を持っているか」という「動作(動詞)」を重視します。

【適切な表現】
ネイティブは物に対して “treasure” という名詞を滅多に使いません。代わりに This means a lot to me.(これは私にとって大きな意味がある)と言ったり、I treasure it. のように動詞として使ったりすることで、その価値を表現します。

ネイティブがよく使う自然な「私の宝物」の英語表現6つ

「私の宝物です」と言いたいとき、実際にネイティブが使っている、より自然な表現を確認してみましょう。

I treasure it.(一番おすすめ)

「私はそれを大切に思っています」という動詞の使い方です。日本語の「私の宝物です」に最も近いニュアンスです。

  • I treasure this watch.(この時計を宝物にしています)
  • I really treasure our friendship.(私たちの友情を本当に大切に思っています)

It means a lot to me.(多目的で便利)

「私にとって、とても大きな意味がある」という言い方。物だけでなく、人や出来事にも使われます。

  • This gift means a lot to me.(このプレゼントは私にとってかけがえのないものです)
  • Her support means a lot.(彼女の支えは本当に心強い宝物です)

cherish(慈しむような「宝物」)

「大切にする」「心に抱く」という、深い愛情を込めた動詞です。

  • I cherish every moment with my pet.(ペットとの一瞬一瞬が私の宝物です)
  • This is my most cherished memento.(これは私の一番大切な思い出の品です)

precious(「貴重な」というニュアンス)

人や、かけがえのない時間に対してよく使われる形容詞です。

  • Spending time with my family is precious.(家族と過ごす時間は私にとっての宝物です)
  • My childhood memories are so precious to me.(子供の頃の思い出は、私にとって大切な宝物です)

invaluable(値段がつけられないほど貴重)

「価値がない」と勘違いされやすいですが、実は「価値が測れないほど尊い」という、まさに「プライスレス」な宝物を指します。

  • The experience I gained is invaluable.(得られた経験は、何物にも代えがたい宝物です)
  • Your advice was invaluable to my success.(あなたのアドバイスは、私にとって貴重な財産になりました)

mean everything(「私のすべて」)

「これ(この人)さえあれば他に何もいらない」という究極の宝物を表現します。

  • Music means everything to her.(彼女にとって音楽は人生のすべて(宝物)です)
  • My kids are my everything.(子供たちは私にとって何よりも大切な宝物です)

日本語と英語の感覚の違いまとめ

日本語のニュアンス 不自然な直訳 自然な英語(ネイティブ流)
私の宝物です It’s my treasure. I treasure it.
大切な思い出 It’s my treasure. I treasure this memory.
すごく大事なんです It’s my treasure. It means a lot to me.

まとめ|「宝物」は英語ではこう言う

  • my treasure は日常会話では少し芝居がかって聞こえる
  • I treasure ~It means a lot to me が最も自然
  • cherishprecious など、対象によって言葉を使い分ける

「日本語をそのまま英語に置き換えない」これが、ネイティブの感覚に近づく一番の近道です。

💡 あなたの英語、実は「不自然」だと思われているかもしれません。

My treasureのように、良かれと思って使っている英語が、実は不自然でネイティブを困惑させているかもしれません。

「日本人がやりがちな微妙な英語」は少なくありません。

「私の英語力は今どのくらいで、どうしたら自然な英語を話せるようになるの?」と気になる方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。


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