英語を話せるようになりたい。そう思って、もうどれくらいの月日が流れたでしょうか。
「今年こそは」と意気込んで英語フレーズを検索したり、単語帳を買ってみたりしたものの、結局一歩も前に進めていない……。そんな自分に対して、どこか諦めに似た感情を抱いていませんか?
- 単語すらとっさに浮かんでこない
- 文法なんて中学レベルですら怪しい
- 何から手をつけていいのか、もはや分からない
もし今あなたが、「英語が全く話せない自分には、英会話はまだ早い気がする」と感じているなら、最初に知ってほしいことがあります。
あなたが立ち止まっている理由は、能力の不足ではありません。英会話に対する「ある大きな勘違い」が、あなたの足を止めているだけなのです。
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英語が全く話せない人ほど、最初にやりがちな「3つの勘違い」
「英語が全く話せない」という自覚がある人ほど、真面目さゆえに以下のような遠回りを選んでしまいます。
勘違い①:まず単語を覚えないと話してはいけない
「語彙力がないから話せない」と考え、単語帳を完璧にしようとします。しかし、単語帳で覚えた知識は、脳の「読む・聞く」ための引き出しに収納されます。実際に「話す」ための引き出しは別物であり、使わない限りその引き出しは一生開きません。
勘違い②:文法が分からないと会話にならない
文法を完璧にしてから……と考えるのは、泳ぎ方を陸の上で完璧にマスターしてからプールに入ろうとするのと同じです。どれだけ知識を詰め込んでも、水(実践)に入らなければ泳げません。
勘違い③:準備ができてから始めないと恥ずかしい
「恥をかきたくない」という心理は、英語学習において最大のブレーキです。でも、英会話の場は「完成品を披露する場所」ではなく、「不完全なまま練習する場所」です。準備が完璧になる日は、残念ながら一生来ません。
「話せない」のは、あなたの能力の問題ではない
はっきり言います。英語が全く話せないのは、あなたの才能でも、センスでも、頭の良さでもありません。
原因はただ一つ。「話す前提の環境に、一度も入っていないから」。それだけです。
英語は、以下のサイクルを回して初めて「自分の言葉」になります。
- 不完全でもいいから使ってみる(使用)
- 言葉に詰まったり、間違えたりする(経験)
- 「こう言えばよかったんだ」と気づく(修正)
「全く話せない人」は、このサイクルが一度も回り始めていないだけなのです。まだ「勉強」という前段階で足踏みをしている状態です。
スポーツでいえば「一度もバットを振らずに、バッティングフォームの解説書を読んでいる」状態なのです。
英語は「覚えてから話す」ものではない
多くの人が、順番を逆に考えています。
- ❌ 覚える → 完璧になる → 話す
- ⭕ 話す → 間違える → 少し分かる → また話す
この違いが、「何年も勉強しているのに話せない人」と「つたない英語でも話し始められる人」を分けます。知識は、使おうとして「あ、これ何て言うんだっけ?」と脳が必死に答えを探した瞬間に、初めて深く刻み込まれるのです。
何も出てこなくて当たり前。それが「スタート地点」
英語が全く話せない人が、いきなり言葉が出てこないのは当然です。単語が浮かばない、文が作れない、沈黙が続く……。これらはすべて、失敗ではなく誰にでも起こる「スタート地点に立ったときの正常な反応」です。
問題なのは、「言葉が出てこなかった経験」そのものではありません。「出てこなかったから自分には無理だ」と判断して、そこで終わってしまうことです。
初心者に必要なのは、その沈黙を「ダメなこと」と捉えず、優しく導いてくれる環境です。一人で机に向かっていても、その沈黙を突破する力は身につきません。
最初に必要なのは「勉強」ではなく「安全な場所」
英語が全く話せない人に、最初に必要なのは高度な勉強ではありません。必要なのは、以下の3つが許された「安全な環境」です。
- 分からないまま話していい
- 何度間違えてもいい
- 言葉に詰まって止まっていい
この「安全地帯」がないまま、一人で単語や文法を詰め込もうとすると、いざという時に「間違えたらどうしよう」という恐怖心が勝ってしまい、頭が真っ白になります。まず必要なのは、知識を増やすことではなく、「英語を発することに対する恐怖心」を取り除くことなのです。
なぜ「一人」では始めにくいのか
英語が全く話せない人が一人で勉強を始めると、必ず次の壁にぶつかります。
- 自分の発音が合っているか分からない
- どこを直せばいいのか、正解が見えない
- 成長している実感が得られない
この「暗闇の中を一人で歩くような感覚」が、挫折を引き起こします。これはあなたの意志が弱いからではなく、人間にとって構造的に続きにくいやり方を選んでいるからです。最初から「一緒に伴走してくれる相手」がいる場所を選ぶだけで、この問題は解決します。
「まず何から始めるべきか」の答え
英語が全く話せない人が、今この瞬間からやるべきことは、たった一つです。
👉 「話せないまま、飛び込める場所に入ること」
完璧な準備はいりません。むしろ、何も準備していない「真っ白な状態」で行くからこそ、余計な癖がつかずに吸収できることもあります。詰まりながら、悩みながら始めることが前提の環境でなければ、初心者が一歩を踏み出すのは不可能です。
まとめ|遠回りせず、最短の入口へ
「英語が全く話せない」という状態は、才能がない証拠ではありません。ただ、まだ「正しい入口」に立っていないだけです。
最初の一歩で必要なのは、教科書を増やすことでも、勉強時間を削り出すことでもありません。「話せない状態の自分を、そのまま受け入れてくれる仕組み」に身を任せることです。
もし今、あなたが「何から始めていいか分からない」「今度こそ、自分を変えたい」と心から思っているなら、最初の入口だけは間違えないでください。
私自身が、多くの失敗を経て「英語が全く話せない状態からやり直すなら、絶対にここから始める」と確信した環境について、こちらの記事に詳しくまとめています。
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