マナブくん この前、地震があって、まだ日本に来たばかりのイギリス人の知人が不安がってたから、「震度3で、津波もなく被害もないから大丈夫」と説明をしたかったのだけど、英語で何て言うのか全然わからなくて困ったんだ。
日本の震度は、日本独自の指標で「JMA seismic intensity scale」と言われます。でも、あくまでも日本独自の指標なので、外国人に伝えるときは注意が必要です。
- 地震の「震度」は英語で何て言うのか知りたい
- 「マグニチュード」は英語で何と言うのか知りたい
- 地震が起きたときの対応を外国人に説明できるようにしたい
マナブくん 震度3や震度7の地震の強さを表す「3」や「7」の数字って世界共通なのかな?
えいとり いい質問ね。実は、英語圏では、日本のように一般市民向けに使われる「震度」の共通した数値はないの。
日本は地震大国です。母国であまり地震を経験したことがない人は、日本の小さな地震でもすごく不安です。
いざ、何か起きたときのために、外国人の友人や知人、同僚が日本に来日したばかりの場合は、仮に地震が起きたことを想定して、日本に住む外国人に緊急の場合の対応について説明ができるようにしておくことは必要です。
「震度」は英語で何て言うのかや、地震の備えについて説明できる役立つ英語表現を紹介します。
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地震の「震度」は英語で何て言うの?

「震度」は英語でseismic intensityと言います。しかし、注意が必要です。なぜなら、英語圏において seismic intensity は「ある地点での揺れの強さ」という概念を指すもので、日本のように「震度3」といった世界共通の数値基準があるわけではないからです。
ちなみに、seismicは「地震の」や「地震性の」という意味の形容詞で、intensityは「強烈」「激しさ」「強さ」「強度」などの意味を示す名詞です。
seismic intensity
seismic 音節:seis・mic 発音記号・読み方:sάɪzmɪk
intensity 音節:in・ten・si・ty 発音記号・読み方:ɪnténsəṭi
英語では、seismic intensity は特定の場所で感じる揺れの強さを指し、世界共通の数値スケールを指すものではありません。
日本の震度の数値で伝えたいときは、”Japanese seismic intensity scale”や”Japan Meteorological Agency seismic intensity scale(JMA)”と言います。略して、”Japanese scale”とも言います。
また、相手に説明する際は “Japan uses its own seismic intensity scale, which is different from magnitude.”(日本はマグニチュードとは異なる独自の震度階級を使っています)と付け加えると親切です。
地震の震度についての英会話表現
地震の震度について話している英会話の例から、日本の地震の「震度3」は英語で何と表すのか解説します。
(どのくらいの地震だったの?)
What was the intensity level?
(震度いくつだったの?)
B: It was a 3 on the Japanese scale.
(さっきの地震、震度3だって。)
A: Where was the epicenter?
(震源地はどこ?)
epicenterは「震源地」です。
日本の震度について説明する
日本の震度は最大が震度「7」であることと、起きた地震がその中でどのレベルかを説明する例文を紹介します。
(日本の震度は震度1から震度7まであります。)
The earthquake registered lower 6 on the Japanese seismic scale.
(その地震は[日本の震度のレベルで]震度6弱でした。)
日本の地震の震度は、震度5以上は「強」や「弱」で示されますが、海外メディア等では、通常「強」や「弱」とは言わず、具体的な数字だけで示すのが一般的です。
なので、英語で”upper”や”lower”などの単語を震度の数値に添えるのは、基本的には日本独自の表現となります。
えいとり ところが、日本でNHKのニュースを英語の音声で聞くと、震度の「弱」と「強」は”lower~”と“upper~”で表現されているの。
つまり、NHK Worldなどの日本のニュース(英語の音声)では、日本に住む外国人向けに「震度6弱」を”lower 6″などと伝えています。
ただし、これはあくまで「日本独自の指標を英語に置き換えたもの」なので、日本に住んだことがない外国人には “It was a lower 6 on Japan’s seismic intensity scale.” のようにはっきりと「日本のスケールであること」を補足してあげましょう。
「マグニチュード」は英語で何と言えばいいの?

英語でもマグニチュードは「magnitude」で、日本語と同様に地震などの物理的な現象の大きさや強さを表すときに使用されます。
えいとり マグニチュードの場合は、英語も日本語も基本的に数値基準が同じなんです。
現在、多くの国では Moment Magnitude Scale (Mw) と呼ばれる国際的に標準化された指標が使われています。
例えばこんな風に言います。
(地震はマグニチュードは5だった。)
えいとり 日本のニュースで見る地震の「震度」の数値は、あくまでも日本の気象庁によって定められた数値だから、外国人はピンとこなくて困惑してしまうかもしれないわ。一方で、マグニチュードは国際的な指標なので、マグニチュードで伝えた方がわかりやすくて誤解が起きないの。
地震が「起きた」の英語表現4つ

実は、地震が起きたことを表す「起きた」の英語表現は4つあります。それらの4つには微妙なニュアンスの違いがあるので、例文を紹介しながら違いを解説します。
occur
“occur” は中立的で形式的な表現で、事象が自然に、または計画された結果として起こることを指します。主に公式な文書や報告で使用されます。
(この地域で地震は頻繁に起こります。)
happen
“happen” は非常に一般的で日常的な表現です。事象が偶然、予期せずに起こることを指します。これはカジュアルな会話や日常の文脈でよく使用されます。
(今朝、地震が起きたのを感じた?)
strike
“strike” は通常、突然もしくは予期せず起こる出来事に対して使用されます。地震が「襲う」「襲撃する」といった意味合いがあり、強い印象を与える傾向があります。
(その都市は強力な地震に見舞われた。)
hit
“hit” は地震が突然、強烈にやってくる様子を表現します。他の表現よりも強い印象を持たせることがあり、被害や影響の程度を強調するために使われる傾向にあります。
(その地域は強力な地震に襲われました。)
英語で津波は何て言うの?

実は、津波(つなみ)は英語でもそのまま”Tsunami”です。なぜなら、イギリスやヨーロッパでは津波が比較的少ないため、津波という言葉をひと言で表す言葉自体が英語でもヨーロッパ言語でも存在しないからです。
マナブくん ちなみに、「震度3で被害も津波の心配もないから大丈夫」と一言で安心させてあげるには何て言えばいいかな?
えいとり その場合は、”It was a 3 on the Japanese scale, but no worries. There’s no tsunami risk or damage.” と言うのが一番スムーズよ。
「津波の心配はないよ」と短く伝えるなら、以下の表現も自然です。
(大丈夫、津波の危険はないよ。)
No worries, there’s no tsunami warning.
(心配ないよ、津波警報は出ていないから。)
不安な相手を落ち着かせるには、短いフレーズの方が安心感が伝わります。
また、No worries(心配しないで)と言ってみてください。
【地震の備え】外国人に説明する英語表現

外国人の友人や職場に同僚がいる人は、地震に関連する備えについて英語で伝えられると役立ちます。
大事に至らない小さな地震で安心させる英語表現
地震が殆どない国の人にとっては、多少の揺れでもかなり不安になってしまいます。そんなときは、下記のような言葉をかけてみましょう。
(心配しないで大丈夫。すぐおさまるよ。)
余震と小さな揺れ(tremor)について
大きめの地震があった場合は、その後の余震(aftershocks)の不安が続きます。
えいとり 余震は”aftershocks”と言います。
(しばらくは余震に注意してね。)
また、”tremor” という言葉もよく使われます。“tremor” は、小さな地震や、地震かどうか分からない程度の揺れ、または余震を指す曖昧な表現です。
えいとり “Tremor” is often used when the shaking is mild or when it’s unclear whether it was a full earthquake.
(震度が低い小さな揺れや、本格的な地震かどうかはっきりしない時に使われる言葉なのよ。)
まとめ
日本の「震度」は独自の指標(Japanese scale)であるため、数値だけでは外国人に伝わらないことがあります。相手を安心させたい時は、マグニチュードを併記したり、被害や津波の有無を短い英語で伝えてあげましょう。災害への備えについて正確に情報を伝えられるよう、ぜひ参考にしてみてください。






