英語学習において、最もつらく、精神を削られる時期。それは「全く英語ができないとき」ではありません。ある程度話せるようになり、努力も続けているのに、「全く成長している気がしないとき」です。
- 毎日レッスンを受けているのに、話している内容は1年前と同じ。
- 会話はスムーズだが、語彙や文法が固定化してしまった。
- このまま続けていて、本当に上のレベルに行けるのか不安。
こうした伸び悩み(プラトー)の状態が続くと、多くの中級者は「自分には才能がないのではないか」「やっぱり帰国子女には勝てない」と、自分を疑い始めます。
しかし、断言します。伸び悩みの原因は、あなたの能力不足ではありません。ただ、「環境が今のあなたのレベルに合っていない」、それだけなのです。
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中級者がハマりやすい「居心地の良い環境」の落とし穴
初心者から中級者へと這い上がってきたあなたは、非常に努力家なはずです。しかし、その努力が空回りしているのは、あなたが「自分に優しすぎる環境」に留まっているからかもしれません。
中級者が陥りやすい「停滞ゾーン」の特徴は以下の通りです。
- フリートークが中心: 準備なしで「なんとなく」会話が成立して終わる。
- 指摘がほとんどない: 講師が気を遣って、不自然な表現をスルーしてくれる。
- 気持ちよく話せてしまう: 自分が知っている表現だけでやりくりできてしまう。
これらは初心者の「自信」を作るには最高の環境ですが、中級者にとっては、ただ同じ場所を回り続けるだけの「停滞の温床」でしかありません。
正しい環境とは「一瞬、居心地が悪い場所」
中級者が次の壁を突破するために必要なのは、心地よい雑談ではありません。むしろ、自分を少しだけ「不機嫌」にさせるような、適度な負荷がかかる環境です。
- 自分の話を途中で止められ、修正を入れられる。
- 「もっと適切な表現で言い直して」と要求される。
- 自分の英語がいかに不自然かを、その場で突きつけられる。
こうした一瞬の「居心地の悪さ」こそが、脳に新しい刺激を与え、回路を書き換えるためのスイッチになります。この軽い違和感こそが、成長が起きている確かなサインなのです。
環境を変えないまま、努力を続けた先に起きること
もし、今の「ぬるい環境」でレッスン回数だけを増やしたらどうなるでしょうか。答えは残酷です。
不自然な英語が「癖」として染み込み、後から直すことが不可能なほど強固に固定化されます。そして、「自分はこれだけ頑張っているのに伸びない」という思いが、あなたの自信を根底から破壊します。
あなたが今感じている伸び悩みは、「今の環境の役割は終わったよ」という、脳からの重要なアラートなのです。
中級者に必要なのは「正解を確認できる場所」
いま、あなたに必要なのは「もっと話す練習」ではありません。自分の口から出た英語が「正しいかどうかを確認し、修正する作業」です。
- 「この言い方は、教養のある大人の英語として自然?」
- 「別の、より知的な表現に置き換えるなら何がある?」
- 「どこを直せば、一気にネイティブの響きに近づく?」
これが明確に分かる環境に身を置くことで、何ヶ月も続いていた伸び悩みは、驚くほどあっけなく解消されます。
ネイティブ環境は、その「先」にある
よくある勘違いは、「伸び悩んだらすぐにネイティブ講師に行くべきだ」という極端な発想です。しかし、環境を変えることと、レベルを上げることは別物です。
まずは、「フィードバックが徹底しており、修正が前提となっている学習者向けの環境」で自分を整えてください。このステップを挟むことで、ネイティブとの実践が「打ちのめされる場所」から「磨きをかける場所」へと、本当の意味で機能し始めます。
ネイティブに進むべきかどうかの判断基準については、こちらの記事が参考になります。
👉 フィリピン人講師の英会話を卒業するタイミング ─ ネイティブに進むべき人・まだ早い人の違い
まとめ:伸び悩みは「進化の前兆」
伸び悩んでいるのは、あなたがダメだからではありません。今の環境を使い果たしただけです。次に進む前に、プロの力を借りて、一度自分の英語を徹底的に「整える」。
この賢い選択ができる人だけが、停滞期を最短で抜け出し、次のステージで圧倒的な成長を遂げることができます。
伸び悩みを、自分のせいにしないために。
「正解を確認できる環境」で、英語を一度整えてみませんか?
※ 慣れによる停滞を打破し、
「正しいか確認する」ための英会話です。






