「Please confirm」と言ったら、なぜか上司の反応が悪い。
文法も単語も正しいはずなのに、一瞬職場の空気が凍ったり、微妙な距離感を感じたりする……。
実はこれ、
原因は単語が持つ意味の理解不足と、英語における「確認の段階(責任の強さ)」を知らないことにあります。
まさに私もその両方を知らない一人でした。
この記事では、私自身が外資系企業のCEOにぶち切れられた実体験をもとに、なぜ「Please confirm」が現場で使えないのかを掘り下げます。
そして、ビジネス現場で信頼を得るために、「確認してください」と言うときの、正しい英語の表現を解説します。
BUSINESS ENGLISH GUIDE
ビジネスで本当に必要なのは「流暢さ」ではなく、相手との信頼を築く「型」と「マインド」です。学習を始める前に、まずはこの記事で全体像を掴んでおいてください。
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なぜ「Please confirm」と書いて怒られたのか
CEOに書類を見てほしくて「Please confirm」とメールで書いたら、注意を受けました。
「『Have a look it』と言え」と。私はそれまで何度も使っていましたが、我慢が限界でとうとう言った感じでした。
Confirmの本当の意味は「最終確定」だった
注意を受けた原因は、私が「Confirm」の単語の意味を「確認」と画一的に捉えて勘違いしていたことにありました。
ビジネス英語において Confirm は、単に「見る」という行為を指すのではありません。
- Confirm = 最終確定させる、責任を持って承認(Approve)する
※ビジネス英語では「Confirm」は「確認する」というより、「最終承認する」という意味で使われます。
つまり、相手に「Please confirm」と言うことは、ニュアンスとして「(私が作ったものに)責任を持って判を押して」「最終確定して」と迫っていることに等しいのです。
相手が感じている「圧」とリスク
まだ中身を精査していない段階で「Please confirm」と言われると、相手はこう感じます。
- 「まだ見ていないのに、いきなり確定を求められている」
- 「上から目線で指示(プレッシャー)されている」
この違いを知らないと、無意識のうちに「圧が強い人」「相手の状況を考えない人」と見なされる可能性があります。これが、コミュニケーションでの信頼を損なう「段階のミス」の正体です。
正しい「確認」の言い方はこれ!実務で使える3つの型
相手に「確認」を求めるとき、実務では以下の3つの型を使い分けるのが正解です。
1. 軽く見てほしいとき(have a look)
Could you have a look at this?
(これ、ざっと目を通してもらえますか?)
Could youも添えることで「お忙しいところ恐縮ですが」というニュアンスが含まれる、最も安全で丁寧な依頼です。
2. 内容をチェックしてほしいとき(check)
Could you check this?
(内容に間違いがないか、チェックをお願いします)
データや数字など、具体的に正しいかどうかを見てほしいときに使いますが、「check」は使い方に注意が必要です。
あくまでも「不備がないか調べる」「間違いを訂正する」という作業的・事務的なニュアンスが強い。
同じチームの同僚に、ミスがないか確認してもらうために使うのはいいのですが、上司には基本的に避けた方が無難です。
なぜなら、忙しい経営層に「(部下の仕事の)ミスをチェックさせる(=添削させる)」という、「作業」を強いる響きになるからです。
3. 意見がほしいとき(let me know)
Let me know what you think.
(どう思うか教えてください / ご意見をください)
単なる作業としての確認ではなく、相手の「視点」をリスペクトしていることが伝わる表現です。
「確認」には3つの段階がある
英語では、状況に応じて「確認」を以下の3段階で厳密に使い分けます。
| 段階 | フレーズ | 意味・ニュアンス |
|---|---|---|
| ① 軽く見る | have a look | ざっと目を通す(相手の負担が少ない) |
| ② 内容確認 | check | 不備や間違いがないか調べる |
| ③ 最終確定 | confirm | 責任を持ってOKを出す(最終承認) |
日本語の「確認」はこれらすべてをカバーしてしまいますが、英語ではこの段階を1つ飛ばすだけで、相手に大きな違和感を与えてしまうのです。
「Just to confirm」はなぜOKなのか?
ここで混乱しがちなのが、「Just to confirm」 というフレーズです。これはビジネスでも頻繁に使われる非常に自然な表現です。つまり、ビジネスでお決まりの「会話の型」の一つです。
「Please confirm」との決定的な違い
同じConfirm という単語を使っていますが、その役割は真逆です。
- Please confirm
- Just to confirm
相手に「確定させる」という責任を求める(強い・圧がある)最終確認で使います。
「confirm」が「最終決定」を示す単語である上に、「Please」が前にあるので命令に聞こえます。タスクのタイトルとしてPleaseを前に置いてタスクをアサインすることはありますが、confirmとのセットは強い圧力を感じさせます。
自分の「認識が合っているか」を確認する(弱い・安全)ときに使います。
Just to confirm の本質
これは「相手に何かをさせる」のではなく、齟齬がないよう自分の理解をすり合わせるために使います。
Just to confirm, the meeting is at 3pm, right?
(確認ですが、会議は15時ですよね?)
相手にプレッシャーを与えず、ミスを防ぐための「丁寧で安全な確認」として機能します。
なぜ英語を話しているのに通じないのか
もしあなたが、以下のように感じているなら、それは単語の知識ではなく「会話の型」の問題です。
- 英語は合っているのに、なぜか反応が悪い
- 言いたいことは言えているのに、信頼されていない気がする
実際、私自身も「英語を話しているつもりなのに、なぜか壁がある」という状態に長く悩みました。その原因は、言葉の裏側にある「責任の重さ」や「距離感」をコントロールする型を持っていなかったことにありました。
あなたの英語は、今どの段階で止まっているのか?その具体的な課題と解決策は何なのか?
まずは、自分の現在地をまず知ることが大切です。約30秒で完了する無料診断をお試しください。
まとめ|英語は「正しい単語」を選ぶゲームではない
英語は「正しい単語」を選ぶゲームではありません。
その言葉が、どの段階で、どれくらいの責任を伴うのか。
つまり「強さ」を理解して初めて、ビジネスで通用する本物の英語になります。
- Please confirm = 相手に確定させる(最後の一手)
- Just to confirm = 自分が認識を合わせる(安全な確認)
まずはこの「段階」を意識するだけで、あなたの英語に対する周りの反応は劇的に変わるはずです。
もう「失礼な英語」で損をしないために。
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